更新日:2023/11/14 投稿者名:eiyousitu
高齢者福祉施設において、
虐待防止・事故防止の委員会立ち上げや年2回の研修が義務だったり減算対象だったりします。
そんな中で
給食委員会では食事場面での虐待防止や事故防止・他施設の裁判事例などを紹介しました。
チップでの食事介助の場合、不適切な介助だと批判されることもありますが
咬み反射などが発生した場合、歯の欠損やシリコンスプーンを噛みちぎっての異物摂取による
事故も考えられます。
また、多少強引な食事介助の場合はスプーンでの介助であろうと虐待と判断される場合もあるのではないでしょうか?
そこで、チップでの食事介助でも負担になる使い方はやめましょうと取り組みました。
例えば、前歯の欠損部分などにチップを差し込んでの注入は禁止(咽頭部分に直接入らないようにする)
チップでの1回での注入量は10ml以下にする
交互嚥下を実施する
姿勢保持(シーティング・ポジショニング・足底接地の徹底)
歯と頬の間に注入する場合、口角にヘルペスを作らないように食事毎に左右入れ替え(麻痺がない場合)などなど
このほか、事故リスク軽減のため
しゃっくり発生時には誤嚥リスクが高いので食事提供を中止する
食事中止し席を離れる場合には、口腔内残渣がないか確認する
「ちょっと待って」というのが【スピーチロック】に当たるのなら「ただいま用意しております」に言い換える
ご飯におかずを全部載せるのは虐待だが、ご利用者が混乱してしまう場合にはワンプレート提供
または半分の量だけ載せて提供するなどなど
事故防止・虐待防止に努め安心して過ごしていただける環境づくりをしていきたいと思います!!