更新日:2016/08/31 投稿者名:ennkaigoka
8月も終わりですが、まだまだ暑い日が続き特に高齢者はまだまだ熱中症に注意しないといけません。
その予防には水分が大きく関係していることが想像がつくと思いますが、今回は高齢者と水分の関係についてお話ししたいと思います。
そもそもなぜ高齢者は熱中症にかかりやすいのか?ということですが、
まず、体内の水分量が幼児や成人と比べて絶対的に少ないことが挙げられます。
ちなみに、体内水分量は幼児期は7~80%、成人で60%、高齢者で50%と言われています。
体内の水分量が少ないと、それだけより水分を補う必要があるということです。
さらに高齢者は、腎臓機能の低下等により、老廃物を排泄する尿量が多いことも挙げられます。
もっと理由を挙げますと、高齢者は喉の渇きを感じにくく、自ら進んで水分を摂るということをしなかったり、
よくありがちなのが、「何度もトイレに行くのが嫌だから…」と水分摂取を控えてしまうことです。
そのようになってしまうと、熱中症や脱水へまっしぐら。
悪循環に陥ることになります。
では、具体的にはどのくらい水分を摂れば良いの?ということですが、
食事の食べ物に含まれる水分以外で、約1000ml~1500mlを摂取しましょう。
例えば1.5リットルのペットボトルにお茶が入ったものを目の前に置かれて、
「一気に飲みなさい」と言われても、まず若い人でも無理ですよね?
もちろん一度に摂る必要はもちろんありません。こまめに摂ることが必要なのです。
私どものユニットでは、様々な種類の飲み物を用意して入居者様にその都度選んでいただき、
食事以外の時間に一日数回コップ1杯程度(150~200ml)提供し、好きな物を飲んでいただけるようにしています。
どのようなものがあるかと言いますと…
定番のお茶の他には、コーヒー、ココア、コーヒー牛乳
等々。
そして、スポーツドリンク。カロリー制限が必要な方のために、ゼロカロリーのものもあります。
最近はいろいろな味が出ていますよね。
さらには、レモンティー、抹茶ラテ、梅昆布茶なんてのも用意しています。
このように少しでも水分を摂っていただけるようにと、工夫をしています。
まだまだ暑い日が続きます。
こまめに水分摂取!
で、熱中症や脱水の予防!です!!
ただし、腎臓や心臓に疾患があり、お医者さんから水分制限をされている方は決められた用量を守って水分を摂ってくださいね。